資金繰りをする上で有効的なファクタリングですが、会計処理まで把握して初めてファクタリングを使っていると言えます。

 

しかし、一般的な会計処理とは違う部分もあるので、困惑している経理の方も多いのではないでしょうか。

 

また、会計ソフトが古くてファクタリングという項目すらないので他で代用していますという会社も多くあります。

 

でも、本当にそのやり方正しいですか?誤った仕訳をしていると損をすることもありますから、正しい方法を身につけましょう。

 

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ファクタリングの経理または会計処理・仕訳!

売掛金のままファクタリングした会計処理

 その時の状況  借方科目   貸方科目
 ①    売掛金が発生 売掛金5,000万円 売上5,000万円
 ②    支払日に売掛金を返す場合 現金5,000万円 売掛金5,000万円
 ③    支払日前日に売掛金を返す場合 現金4,750万円、支払割引料250万円 売掛金5,000万円

 

それぞれの会社で仕訳の方法が違うという事もありますが、一般的には上図のようなやり方で処理されています。①~③の順で説明していきましょう。

 

①これは通常の会計処理と同じと言えます。売掛金が発生すれば、借りた方には売掛金と記載し、貸した方には売上と記載すればいいのです。

 

②あらかじめ決められた支払日までに、現金で返せば借りた方には現金と記載し、貸した方には売掛金と記載して一通りの処理が終わりとなります。

 

③ここでファクタリング独特の考えが出てくるので、注意して見ていきましょう。ファクタリングの場合、例えば支払日を25日としていても急に資金が必要となれば25日よりも前倒しにすることが出来ます。

 

その際には②のような会計処理ではなくて、手数料が発生するので借りた方は現金+手数料と記載し、貸した方は変わらず売掛金と記載しましょう。

 

この手数料は5%~20%とで設定されており、図では5%の設定です。自分が利用しているところの手数料を確認し、的確に記載しましょう。要は①→②の場合か、①→③の場合かのどちらかということです。

 

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 未収金のままファクタリングした会計処理

その時の状況  借方科目  貸方科目
売掛金が発生 未収金5,000万円 売上5,000万円
支払日に売掛金を返す場合 現金5,000万円 未収金5,000万円
支払日前日に売掛金を返す場合 現金4,750万円、支払割引料250万円 未収金5,000万円

上図のように売掛金を未収金として計上する場合があります。ぱっと見ではあまり違いを感じないかもしれませんが、売掛金と未収金とはどう違うのかを簡単に説明しましょう。

 

売掛金とはその会社が本業としてやっている事で出た、未回収のお金の事を指します。例えば、製品Aを販売している会社なら、製品Aを販売して出るお金が売掛金と言えます。

 

未収金とは、本来の業務でないことで発生した未回収のお金の事を指します。例えば、製品Aを造る機械が古くなったので、それをよそに売ったりして出るお金は未収金となります。(機械を売ることが本業ではく、あくまでも製造が本業であるという事です。)

 

では、ファクタリングの会計をする上で、売掛金と未収金はどう影響するかというのを説明しましょう。まず、税務上では影響しません。未収金で計上したからといって、所得税や法人税が安くなる等は一切ないのです。

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しかし、融資関連では多少なりとも影響してくるので気を付けましょう。例えば、売掛金ではなく未収金として計上してしまうと雑収入扱いをされ、売上が変動してしまいます。

 

銀行は安定した収入を得ている会社に融資をする傾向にあるので、売上が変動している=収入が不安定と見なされ、融資の時にあまりいい印象を与えません。

 

ですので、少し面倒だなと感じても融資対策を考えているのなら、売掛金と未収金はしっかりと分けて、会計処理を行うのをオススメします。最後に、ファクタリングの場合、消費税は非課税となるのでそこも注意しましょう。

 

ここまで、ファクタリングの会計方法を紹介してきましたが、きちんと説明ができるような仕訳ならば、企業で多少違っても問題はありません。

 

しかし、日本商工会議所のような場所で会計はこういうのが望ましいという指針を取り決めているので、そこから大幅にずれないようにはしましょう。

 

また、どうしても分からないという人は、自分が頼んでいるファクタリング業者や税理士等の会計を専門とする人に尋ねてみるのがいいでしょう。

 

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ファクタリングが相手勘定科目にない場合の会計処理の詳細

先ほどからファクタリングの会計の話をしていますが、「そもそも私の会社の会計ソフトにファクタリングっていう項目がないんだよね」という企業さんが結構います。

 

まぁ確かに手形は昔からある方法ですが、ファクタリングはまだまだ新しい方法ですので無理もありません。

 

そのような場合はファクタリングが入ったソフトに変更しないといけないのかというとそうでもありません。(それも1つの手ではある。)そのような場合は、昔から存在する手形という項目で処理するのが一般的と言えます。理由は2つあります。

 

1つ目は、売掛金をそのままにして、請求書の残高ということにしたくないという対策からくるものです。2つ目は、ファクタリングが手形と似たような意味合いをもつことも理由としてあるでしょう。(ファクタリングと手形の違いと言えば、返済義務があるかないかぐらいです。)

 

もう1点ファクタリングならではの疑問点が、割引料です。支払日を前倒しにした場合に発生する割引料が会計ソフトにない場合があります。

 

その時に支払利息として計上する人が多いようですが、支払利息とファクタリングではつじつまが合いません。支払利息は、銀行などでお金を借りた(=借金)場合に発生するお金です。

 

ファクタリングの手数料は、会社の債権を業者に買ってもらいその金額分の融資を受ける際に生じた、お金なので意味合いが違ってきます。

 

ですので、手数料(ファクタリング)は売上債権譲渡損又は売上債権売却損という風に処理することが望ましいです。

 

万が一、売上債権譲渡損又は売上債権売却損も会計ソフトにないという場合は、雑支出と処理すると、指針に沿った会計処理と言えるでしょう。

 

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